2018

自由が丘104号室の改修(計画案)

Renovation in #104, Jiyugaoka

堀越一希 + 兼本祐輔

「自由が丘」築45年のマンション、一階庭付き104号室の改修です。​

 

 駅前はまるで”玄関“のようであり、カフェテリアは”リビング“のようであり、ストリートでは”ご近所付き合い“がされている。「自由が丘」で感じるこの豊かさの正体は、まるで住居の延長であるかのような「暮らし方」にあると私たちは考えます。駅を中心にぎゅっとされた商業地域と、取り囲むドーナツ型の住宅街で形成される「自由が丘」にとって、両者は決して双分的なものではなく、むしろグラジュアリーに、心地よく同化している。そんな中間地点に104号室はありました。言うまでもなく、70年代(築45年)の形式でこの「暮らし方」に対応することはできません。

 私たちが行ったのは、<居室の「向き」を、少しだけ道路側に傾ける>というとても単純な操作です。「専有庭」という言葉のくびきから居室を開放し、街並みに対してゆるやかに開く。生活拠点を寝室から窓辺に移動させ、外部環境をぐっと取り込む。居室からの<見かけの庭>は、およそ4倍に膨らみ、道路との距離が伸びやかな暮らしをもたらすでしょう。庭を介して街並みに住まう、小さな部屋が自由が丘性を帯びはじめる。そんな改修を提案します。

※改修(リノベーション)に興味のある方はContactより承ります。新規クライアントを募集しています。

|

© 2017-19 Kazuki Horikoshi All Rights Reserved.