Musée du Louvre-Lens, SANAA

October 4, 2017

 

 

   SANNAによるルーブル美術館別館のルーブル・ランスへ行ってきた。Paris du Nord駅からTGVで1時間以内で、チケットも片道€40〜€60くらいだ。とはいっても、今回の目的はもっぱら展示や建築ではない。見たいのはランドスケープだ。ルーブル・ランスの外構はカトリーヌ・モスバというランドスケープデザイナーが担当している。西欧では、それこそ街を歩いていると強く感じるが「自然」というものに対して支配的な計画意識が強い。都市軸をザクっと通して街区に公園や植物を閉じ込める、みたいな。一方カトリーヌは、幾何学といった数学的な計画を好まず、むしろ「自然」の中に存在する形をデザインに用いるのだと彼女はいう。実際、ルーブル・ランスを訪れると彼女の言っていることがよく分かる。自生する小さな植物が勝手にポコポコとコンクリートの溝から生えてきたような、そんな外構が作られていた。単純にとても可愛いし、愛着がもてる。主張し過ぎず、建築を引き立ててながら、やりたいことをやっている。ただまあ結局のところ「操作しています」感は拭えないと感じてしまった。ここ盛り土。ここ掘る。ここ生やす。といった操作が明らかすぎる。もう少々荒っぽく、自由に、「生え方」を植物の個性に委ねるような計画でもよかったのではないかと思ってしまう。新しい試みとしては評価できるし美しいのだけれど、やはり根底にある支配的意識は拭えないのかな。ちょうどラヴィレット大に留学中の後輩Yが、19区の「ビュット=ショーモン公園」を紹介してくれたのだけれど感銘を受けた。まさか金髪の日本人と、それはまあ素敵な公園を男2人でデートすることになるとは...。ランドスケープに興味ある方は是非紹介したい。言葉では説明出来ないので是非行ってみてほしいです。Yありがとう。

 

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