Estação do Oriente, Santiago Calatrava

October 9, 2017

 

 

 

 やっとこさ公共交通乗り放題の定期を手に入れたので、オリエンテ駅(設計:サンディエゴ・カラトラバ)へと少し足を伸ばします。定期を受け取ったときにはもう夕方にさしかかっていたので暗くて失敗したかなと思いましたが、さすがにリスボンの主要鉄道駅。カラトラバのデザインの特徴である骨や翼のような構造体をアッパーで照らす美しい瞬間に出会えました。思わぬ収穫。オリエント駅というと上部の「傘」のようなプラットフォームがピックアップされがちですか、私はどっちかというとその下部、コンコースに目を惹かれました。「純粋に応力に従って、スパンを飛ばして、ブリッジを乗せるとこういう形態になるよね!」みたいな、力学の流れがそのまま可視化された構造体。モダンに変に隠したり、意匠的な均質化を全くしていない。ここいるから太く、いらないから細く、飛ばすから梁いれよう梁!って力学の「感情」に率直だなあと、ここまで構造設計者の性格がよくわかる建築って面白い。よくカラトラバは好き嫌いが分かれるといいますが、観察者の角度によってはあまりに装飾的に見えてしまう。私もあまり構造は詳しくないのですが、明らかに必要のないテーパーや角の落とし小梁などが目に付くと、カッコいいのだけれど反面、ここに投資するか疑問に思ってしまう自分がいます。まあとはいえコンコースはいままで体験したことのない空間。すごく良いなと思いましたが、プラットフォームとは関係が切れていて、あの蜘蛛みたいな「傘」はちょっと形骸化してよくわからないなあ。というのが正直なところ。

 

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