Institute Superior Tecnico

October 16, 2017

 

 

 

 

 事情があってなかなか大学に行けずにいたのだけど、今日ようやくアポイントがとれて「リスボン工科大」にいくことができた。さすがはヨーロッパ、大学の配置に対して軸バーンズドーン!都市公園が抜けている。権力。あれは滝だろうか、大学の目の前に滝が流れている...。建築学科棟の建ち姿は、理科大の二号館と同じで臭い匂いがして結構ショボいのだがさすがに内部空間は違う。巨大な吹抜けとヴォールト屋根、謎のラチス梁やトラスなど以外と建築っぽい仕上がり方。私の指導教員である方は、大学の教授であると共になんと「DOCOMOMO(=Documentation and Conservation of buildings, sites and neighbourhoods of the Modern Movement)モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織」の世界会長という超大役を担っている。正直私(幼虫レベル)なんかを相手にしている時間など毛頭無いぐらい忙しい方なのだけれど、すごく親切に研究内容について対応してくれた。大変感謝しています。リスボンへ来る前に、日本のお土産を吟味して買っていったのだが、これが大成功?(たぶん)すごく喜んでくれていたのでほっと一安心だ。時間をかけて選んだかいがあった。どうやら教授の部屋の本などは自由に閲覧して論文執筆に役立てていいとのこと、大変ありがたい。さあこれから本格的に動くことになる。

 

 まずは調査範囲から選定するのだけれど、いい場所を知っているかどうか聞いてみた。どうやらリスボンには「地震」の概念が存在するらしい。しかしリスボンより北の都市ポルトに「地震」はないとのこと。もともと執筆済み「湯河原の斜面地集落研究」の延長にあたる調査なので、条件が湯河原と同じであればあるほど論稿は説得力を増す。いまのところほぼ同緯度・漁港・斜面・地震というエレメントはそろったので、後は首都リスボンからの絶対距離と河川の有無、方位などの条件が揃った都市が存在すれば完璧なのだが...そんなに上手くはいかないだろうなあ。聞いてみたが結局そんな都合のいい都市がすぐに出てくるはずもなく、「見つけたら教えて!」とのこと。本音をいうと、リスボンに来た理由は斜面地が多いという理由で細いことはあっちで見つければ!と、非常に急な左遷だったので(まあ色々あったんですよ...)なんとかなりそうで自分が一番安心した。なんにしてもまさか地震があるとはなあ、面白くなってきました。やっとねやっと。

 

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