Tennis Pavilion, Fernando Távora

November 11, 2017

 

 

 いまのところポルトガルにきて最も素晴らしいと感じている(単純に私の好みというのもあります)。アルヴァロ・シザの師匠にあたるフェルナンド・タヴォラ設計のテニスパヴィリオンだ。彼の作品のなかでも傑作にあたるのかな。ググると写真はたくさん出てくるのだがそれほど惹かれず、まあ途中にあったら行くかなあ程度に思っていた。建築を見にいくと、実物と写真で全くもって違う印象を受けることがよくある。この建物はまさにそれで、私が撮った写真も微妙笑。建物自体は30m²そこらの非常に小さいコートを見下ろす櫓?なのだが、斜面地のレベル差を考慮した壁高さなど、外構(ランドスケープ)の設計をすべて考慮した上で配置されている。使われている素材はすごくティピカルな材料のみだが、その突合わせ方や色の配色、意図的にコンポジションを外すディテールなどが光る。現代的な思想とバナキュラーの組み合わせ方が非常に上手いなあと思う。フォトジェニックではない、体験として非常に面白い。偶然バスが近くの大通りに停まってくれてよかった、ありがたい。行かれる際は下の大通りから上がってアプローチすることをおすすめします。上側の赤い門もタヴォラが設計しているとのことだったが、最初は何かわからず「なにこれ?」という感じ。その後少ししておっさんが壁打ちを始めてなるほど!と納得する。パヴィリオンが一瞬にしてプログラム化する瞬間。だからテニスパヴィリオンなのか~どうかその意図はわからないが、良い建物に出逢えました。

 

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