Museu Serralves, Alvaro Siza

November 14, 2017

 

 

 前回の延長で悲しみに暮れていたのだが、このままでは引き返せない!と意地になった。人間すごいもので、自棄になると足が疲れ果ててようが動けるものだ。「ポルト近代美術館」、別名「セラルヴィシュ現代美術館」に日が暮れそうだが向かう。この美術館自体は巨大な庭園のなかにひっそりと建っており、その庭園に散りばめられたアート作品の鑑賞もチケット料金に含まれている。たしか合計で€5だったかな。門をくぐった瞬間に現れる一見なんともないけど普通ではない梁が出迎えてくれる。単に造形ではなく、構造的に右側のキャンチを吊っているのかな?とも思ったが、定かではない。シザの作品はよく、仕上げに「白」を多用することはいうまでもないだろうが、白は白でもいろいろな「白」がある。製本(装丁)をする方はよくご存知だろうが白色度が高すぎると青みを帯びてひんやりとした空間になるし、低いと黄色味を帯びて暖かい色になる。この美術館の「白」はそのどちらでもないようで、個人的にとても良いなあと感じた。以前コルビジェの「サヴォア低」を訪れたことがあるのだが、それより白色度が少し高い気がするたぶん。内部空間は大変禁欲的。展示に関係しない開口や動線をちょいちょいずらしたりしていて、アーティストに鑑賞しない範囲で空間がデザインされている。こういうのが設計する上で大事なのでしょうね、展示が見やすく集中してみることができました。私が注目したのは腰壁の意匠で、靴や泥の跳ね返りで白い壁が汚れないように床から延長して腰の高さまで仕上げが伸びているのわかりますでしょうか。シザはよくこのしかたを用いるなあと感じていたのですが、白い壁の浮遊感などメンテナンスを考慮して意匠にさりげなく読み替えるしかたが流石だなと思いました。はいもう美術館を出るときには暗くなっていました。外観は見えません庭園も歩けませんので飯を食いにます

 

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