Casa da Música, OMA

November 18, 2017

  

 次の朝、OMAによる「カーザ・ダ・ムジカ」を訪れた。おそらく記憶ではこれが初OMAである。見た目の通り多面体の外景で、内部空間も宇宙戦艦のような仕上がりをしている。ギラギラの銀とパンチングメタル、謎の入り方をする柱や、どぎつい赤や黄緑、紫といった配色がより一層宇宙船感を助長している。面白かったのは、ガイドツアーのお姉さんが「この建物はポルトの歴史性みたいなものをちゃんと考えているんです」という説明の具合で、そうかなあと怪しい。普通に訪れても内部は見れないので、朝11時あるいは14時開始のイングリッシュガイドツアーに参加する必要がある。予約は必要ないのでとりあえず時間までにチケットを買えば入れて、価格は一人€7.5でした。残念ながらその時はメインホールでリハーサルを行っており、実際に劇場に座ることは叶わなかったが、一周してガラスの外側から見学することができた。構成としては中心にメインホールがあって、(当然、このような多面体にするとデッドスペースがたくさんできる)その周りにワークショップスペースや小ホールといったスペースが収まっている。ホールは当たり前のように良いとしても、小ホールが取って付けたような使いづらいスペースでうまく解けているのか甚だ疑わしい。実際に使われているところは見ていないので微妙だが、建築をつくるプロセスの上で明らかに「多面体=かたち」が最初にあって無理やりプランを整合させた感は拭えない。もちろん物凄くかっこいい階段とか良い空間もある。何にしても一番思ったのは、実際に自分が使う身にならないとよくわからないので、ガイドツアーではなく今度は実際にコンサートを見てみようと思います。あとこの建物に関しては他の現代建築と比べて施工精度が異常に高かく、特に「硝子」が特注品でウネウネしています。減音効果と可視性を両立させているそうで、これには驚きました。

 

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