Zubizuri Bridge, Santiago Calatrava

January 14, 2018

 

 ビルバオグッゲンハイム美術館へ行く前に東側から少し遠回りする。写真で見たことある人も多いと思うサンディエゴ・カラトラバによる「スピズリ橋」。大きく弧を描くようなフォルムで変則タイドアーチから伸びる幾つものケーブルで吊っている。大胆かつ繊細な構造形式。コンクリート橋台と鉄骨橋桁の使い方が(前に紹介した)リスボンにある「オリエント駅」と酷似している。とはいえアーチの特性を上手く利用した都市景観(この先にグッゲンハイムがある)や歩道との連続性などよっぽど良く考えられている。実はこの写真の背面に磯崎新が設計した「イソザキ・アテア」というすごい名前のビル二棟があるのだが、そのビルからアプローチできるようになっている。少しブラックな話だが、スピズリ橋とイソザキ・アテアを連結する歩道についてビルバオ市と一悶着あったようである。なんでも手摺の一部を勝手に?切除して連結させたとかで、カラトラバが知的財産権侵害を訴えたとか。建築も芸術ですからね色々あるもんですね。皮肉にもそんな彫刻的「架け方」を世論はあまりよく見ていないようで、結構な批評がちらほら。土木技師がいうに橋台がおもちゃで無理があるとかオブジェだとかなんとか。特に一般市民からは(僕も同意せざるを得ないのが)床の仕上げ材、これが硝子タイルを使用していて年中湿気雨のビルバオでは滑って滑って実用的でないらしい。仮にも自転車用のスロープが併設されているのですが、危ないので使わないとか。一応後対策としてゴムパッキンべちゃべちゃ跡の上に床敷を乗せてありますが、これは設計者としてマズいでしょう。使う人のことを第一に考えるのは大切なことですね。カッコよさに変わりはないですが

 

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