Guggenheim Museum Bilbao, Frank O. Gehry

January 15, 2018

 

 やっと訪れることができた旅の目玉建築、フランク・O・ゲーリー設計の「ビルバオ グッゲンハイム美術館」。都市の構造上、外装がチラチラ見え隠れしていて「おおあれだ!」なんて興奮している自分がいた。思えば既にゲーリーの手中にはまっていたのかも。奇抜過ぎる造形のせいで正面入り口が何処かわからず、とりあえず川からアプローチ。巨大な橋梁が美術館をぶち抜き、また川の水まで引き込んでいる。まさかインフラや河川まで仲間にしているとは。外形がアイコニック過ぎるためハリボテの出オチでは?と危惧していたのだけれどそんなこと無かった。内部空間が面白い。ゲーリーの建築はマスとスキンで語られることが多いけれど、この建築はその間、それらをつなぐ「補助的部材」がいい働きをしている。ブリッジ(渡り廊下)になったり天井と同質化したりと、展示作品に敬意を払いホワイトキューブを保ちながらも全然関係ない範囲で作家性をにじませる。プログラムの勝ち負け、それに準じた部材の裁き方がいい意味で「外景」から裏切られる。ちょっと施工が荒い部分も見えましたが。以前ある本を読んだのだが、ビルバオ出身の建築家にこの建物をどう思うかについてインタビューしたことがあるそうだ。その建築家の答えは「大っ嫌いだけど大成功」。かっこいいなゲーリー!結局最後は僕も同じような気持ちになりまして、認めたくないけどやっぱり凄い。ただ造形はちょっと生理的に...というムラムラ感を引きずっています。メディアでよく言われる「グッゲンハイム効果」は流石と言わざるを得ません。入館料も安くて良いですね。既に色々騒がれているので僕なんかが細かい言及はしませんが、結局最後は意匠的に趣味かどうか、好き嫌いだと思います。成功してるからこそ、憎いですね。

 

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