Santa María de Caná & IPCE, Fernando Higueras

January 17, 2018

 

 

 建築家フェルナンド・イゲーラスには学部生時代から興味がありました。まずは中心部からメトロとトラムを経由して郊外へ30分ほど、オレンジ色の「サンタ・マリア教会」を目指します。この建物については事前にあまり情報が少なく今回の旅で初めて知ることに。結果的に言うと、スペイン建築の中でも一番記憶に残っています。どこもかしこもオレンジレンガで積まれた組積造あるいは仕上げで、先に訪れたガウディの石切りとは完全に似て非なる。このレンガ、実は辺りの住居に大量に使われていて非常にティピカルな素材であることを後に気づきます。大地に腰をずっしりと下ろした建ち方と、意匠全てがまるで構造に捌かれているような造形。自分こういうの好きなんだよなあ。ちょうどミサの時間に被ってしまったのですが、どうやら一日に4度も開かれており住民にめちゃめちゃ使われているようです。その事実がなにより素晴らしい。内部の形式がこれまでみてきたコルビジェなどとは決定的に異なり、十字プランで中央に司祭という配置。驚いたのはアプローチが三ヶ所もあること、そしてトップライトではなく構造で魅せている点です。劇的に魅せるのではなく、あくまでも人の「使い方」あるいは「周辺環境」から教会という場が形成されていて、なによりプランニングが絶妙でした。なんだかんだ教会って私たち日本人には親近感ないのでどうも身体化しなかったのですが、ここは特別良いと感じます。その後、イゲーラス一番の傑作ともいえる「国立文化遺産研究所(通称:IPCE)」に向かいます。祝日のため残念ながら内部には入れませんでした。非常に落ち込みます。外観は見れたのですが、うーん写真とだいぶ印象が違う気が。建物の「構え」や構造の取り合い、ゴツゴツしていてガンダムに出てきそうですよね。あの内部空間に入りたいので、必ずまたいつか来ます

 

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