Estádio Municipal de Braga, Eduardo Souto de Moura

January 24, 2018

 

 

 2011年にプリツカー賞を受賞したことで記憶に新しい、建築家エドゥアルド・ソウト・デ・モウラの代表作へ。ポルト サンベント駅から国鉄に乗り北へ約一時間ほど。リスボン、ポルトと来てポルトガル第三の都市といわれるブラガへ向かう。別名「祈りの街」とも呼ばれ信仰面で重要な役割を担っている。中心部からバスで10分ほど、歩いたなら30分ほどで目的地の「ブラガ・スタジアム」に到着。もともと採石場だった場所に多額を投資し切土、対面式の観客席と石切場ファサードを備えるオープンスタジアムを実現させた。英語ガイドツアーが冬のシーズンだと月~金の10:30、15:30の2回あるというので向かったのだが、着いたら門が閉まっていた。ここまで来て手ぶらで帰るなんてできず急いでブラガのツーリストインフォメーションに電話。しかし英語が喋れないらしく何言ってるのか不明。このスタジアムはSCブラガの本拠地でもあり、もう仕方ないので球団事務所に電話しました。入れるかと聞いたら「もちろん入れる。お前一体どこにいるんだ」と、勘違いして関係者口にいたようです。待ってくれるというので急いで正門まで下り7€払い参加。アプローチから凄まじい壁柱が現れ、おお!と圧倒される。まずは地下駐車場へ、そこからEVで上り選手入場口から芝生のピッチへ!私はいうてもサッカーを小中高としていたので夢にまでみた空間です。この場に立つことがどれだけ凄いことかウイニングイレブンやスタジアム観戦で身体化しています。そこから観客席を上がり二階の広報席へ、その後なんと選手のロッカールーム、シャワールームにまで行かせてもらえます。ホワイトボードに戦術の跡が残っていたりしてたまんない。その後記者会見の部屋なども見学できました。もうお腹いっぱい。特に動線は選手、報道陣、観客これらが衝突しないよう立体化されており慎重さが伺えますね。面白かった点は、屋根を左右の片持ちからケーブルで引っ張り無柱の大空間を実現していますが、短手方向へ1/100の雨勾配をとり雨水を集水、それを芝生の養生に転用しているそうですサスティナブルってやつ。ポルトガルパヴィリオンからヒントを得た改良型というところでしょうか。良い事ばかりのように思えますが、引っかかるのはこの構成。スタジアムの多くは円形ですがその理由は集客だけでなくあの「熱気」。ピッチにいる選手は歓声で仲間の声が一切聞こえないといわれるほどフットボールとサポーターの関係は厚い。日建設計がカンプノウのコンペを勝ち取ったことが記憶に新しいですが、同じEUでもカンプノウは一試合平均観客数が8万4千人を超えます。しかしこちらは最大で3万人。人為的な空間がモットーとされる特殊なプログラムです、応援しながらランドスケープをみる人がいるわけがない。「外部と連続的につながる~」というと建築関係者に聞こえはいいですが、開くことが必ずしもポジに働くとは限らないですよね。実際に観戦してはいないのですが大切なことだと思います。

 

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