Monsanto

January 27, 2018

 

 

 

 コインブラ-B駅から出発してリスボン サンタアポローニャ駅に夜11時頃着く。北スペイン一周からのポルトガルを縦断し再びのリスボン。朝を迎えそしてこの旅の終止符となる村「モンサント」へ向かった。「ポルトガルで一番ポルトガルらしい村」という謎の称号を得ています。ちなみにこれは国の公式でその時与えられたトロフィー:銀の雄鶏が教会のてっぺんに飾られている。写真上の奥見えますかね

 行き方はリスボンから行くのが一番簡単です。しかしほとんど“秘境”なので交通手段が限られてしまう。方法としては高速バス、リスボンセッテリオスのバスターミナルから朝9:50分発に乗りモンサント13:50分着予定。途中カシュテロ・ブランコでバスの乗り換えがあるがほとんど直通でいくことができる。問題は帰りで、まず日帰りは物理的に不可能。バスがないため強制的に一泊することになります。そのうえ翌日の市バスが1日に一本しかなく朝7:15発とめちゃめちゃ早い。さすが秘境なんとも厄介。私が行きのバスに乗ったとき運悪く交通渋滞に合ってしまった。乗り換えが間に合わないため運転手が機転を利かせてくれて、「一度イダーニャ・ノーヴァで乗り換えろ」と言われる。どこだよ。そこからモンサントへぎりぎり日没前に到着。何はともあれ無事に着いてよかった。

 写真にあるように村の特徴は岩と一体化していること。山頂に村があるにも関わらず何故か巨石がごろごろしている。山中のマグマがゆっくりと時間をかけて地中に染み出し、同時に雨や外気に冷やされ、削られることで生まれた。村には国から援助が出ているのかサインがしっかりデザインされている。限界集落というわけでもなく人口100人ほどだが住民もちゃんと住んでいて皆さん物腰柔らかい。村や田舎にくると人の優しさに触れられる、都会ではなかなか味わえない経験がまた良いですよね。日本人はよく訪れるようでカタコト英語のオッチャンに「お前日本人だろ」とニヤニヤされました。山頂には古城が建つが、それまでのアプローチがあまりに美しく感動してしまった(最後の写真)。とんでもないとこに来たなあと今更ながら実感。私が泊まったのは民泊でした、せっかくなら岩がぶち込まれた家に住むのがベスト!ホテルもありますが邪道でしょう。村自体はこじんまりしているので一時間ほどで回れます。日本でも背後にある山や川を御神体として崇める文化はありますが、この村も基本的な考え方は同じなようです。しかし明らかにそのしかたが異なり、拝殿のように神と距離を取るのでなく生活に取り込んでしまうというのが面白いですよね。しかし住宅の構法自体はこの村独自のものではなく他の地域でも用いられていました。つまり、建築として完成しているものをわざわざ岩にぶち込んでいる、という状況がこの景観の要因になっていると考えられます。建築と岩、一体どっちが最初に在ったのか。「共存」と「衝突」という言語が同時に存在していてその勝ち負けがわからない。ポルトガルに訪れて間違いなく最大の経験です。素晴らしきモンサント!

 

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