Erasmus Palace SP216

February 1, 2018

 

 9月にリスボンに到着して、もう5ヶ月が過ぎようとしている。半年の留学は実にあっという間だ。大学のセメスターが終わりを迎えたことで、私が住んでいたシェアフラットも契約更新を迎えた。帰国は3月頭、あと一か月なのに更新するわけにもいかず今日をもって引っ越しとなった。せっかくの経験だから現地に飛び込もう!という志を込めて10人のシェアフラットに挑戦。壊滅的な英語もなんとかなるだろうという楽観的思考でのぞむ。結果言語はフィーリングでなんとかなる。皆同じ人間なのだからあたりまえっちゃあたりまえだが、経験する前と後ではモチベーションの余裕に大きく差がある。残念なことにフラットメイトに一人もポルトガル人はいなかった。みんな留学生で修士と学部生そして博士は私一人。スウェーデン、ポーランド、オランダ、ベルギー、フランス、イタリアX2、スペイン、コロンビア、そして日本というバラエティの豊かさだ。しかも10人中、女子6人+男子4人という構成でコミュ症の私に女子はしんどい。家の場所は「Cais do Sodre」というリスボンで最も海に近い駅から歩いて三分という最高のロケーションでした。生活は何不自由なく、よもや日本よりよっぽど住みやすいかもしれない。問題はここからで、家が古すぎて至る所にガタがきている。家は2階だが0階のドアが破壊され、予告なく鍵が替えられてしまうし。家に入れない住民のインタフォーンが毎日鳴り響く。風呂場は水が流れなくなり滞在中に二つともフルリノベーションされた。水は流れたものの、天井の黒染みが怪奇現象のように広がっていく。加えてドアも閉まらず一度閉じ込められた。キッチンだけ電気が止まり、さらにIHが根こそぎ故障。シンクは二つあるのにどっちも水が詰まって常時プール。洗い物をしないやつが多過ぎて毎日キッチンは地獄、イタリア人がキレた。そのくせ洗濯機は一つしかないので戦争である。一日に5回以上はCan I use washing machineと誰かが叫んでいて、もうツッコんでいいのかドアノブにパンティを放置するのはやめて欲しい。私の部屋(216)の南側は屋根付き中庭なのだが、夜になるとおっさんがファドラジオを流し続けて寝れたもんじゃない。極めつけは、窓がないベッドルームが5つもあるなど環境は最悪だった。しかしそのぶんイベント性があったともいえる。何だかんだで楽しかった。毎週火曜日に交代で自国料理を振る舞うなど、家族感覚で生活をする。10人フラットのシェアなんて中々経験できないので、研究で買ったレーザー距離計でプランを起こしてみた。ざっとこんな感じなのだが、両サイド壁を共有しているので太陽光を得られるのは南側の三人だけだ。とんでもない場所に住んでいたなあと今さらながら震える。しかし人間不自由な状態に置かれると、逆に豊かさを持ったり信頼関係のタネになる。あるいは自分でその状況を打破しようと行動を起こす。環境が悪すぎてここにはもう住みたくないが、土産話にできる経験をしたら勝ちでしょう。引っ越し先はまずホステルで一周間ほど過ごした後、ポルトに住む予定です。次は念願の個人部屋そして太陽光が差し込む!なのでテンションが右肩上がりです。以上滞在先の覚書き

 

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