Café Progresso, Porto

February 15, 2018

 

 

 ポルトで生活をしていますが、建築や観光はすでにほとんど行ってしまったのでのーんびりと暮らしています。いつも思うのですが、旅行にいって観光をすることはとても楽しいし大切なことではあります。しかしおそらく一番重要なことって、純粋に、その街を楽しむことにあると思うのですよね。それこそ私が好きなのは、地元住民しか絶対にいかない大衆食堂、汚えバーと美味い酒、家族御用達のショッピングモール、ウィンドウショッピングその他地元住民が営む延長線上に身を置きます。それがとても楽しく、私にとって建築訪問よりよっぽど吸収力があることに気づいたのです。何より、人に使われているという事実、これはいつも設計者の外側にある。題名にあるカフェは私が毎日といってもいいくらい訪れる、論文を執筆している場所です。コンセント設備、空間や椅子、サービスに至るまで最高の環境でした。わざわざ取り上げたのは、私以外にも学生、デザイナー、コーワーカー、カップル、老若男女問わず使われ倒されている。人の出入りがとても流動的なんです。内装に話が付きますが、この得体の知れない“魅力”すごく重要だなあと思います。使われているのは至極当たり前のマテリアルですし、何か特別なことをしているわけでもない。カフェ自体は二階建ての造りですが、私はいつも二階の窓越し「ここは作業用です」とまるで書かれているような席にいつも座っています。椅子の配置や照明、デスクの趣で、その目的別に来訪者をさばく、感づかせる。それも抜群に上手く。何かここで作業していると自分が良い仕事をしているようにも感じてくる。空間っていうのはいまさらながら不思議だなあと思います。余談ですが、いつもチップを置いて帰っています。いままで払ったことないのに(笑

 

 

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