Development of 20 Films

February 16, 2018

 

 以前紹介したポルトの現像所「Maquinas de Outros Tempos」からスキャニングが終わったと連絡がきた。BMP化された画像データをURLのリンクから受け取る形式。日本ではCDに焼き付けて(もちろんCD代も負担)後日受け取る形式が多いが、こっちの方がよりよっぽど効率的でいい。あまりに安い現像料金で少し不安もあったのだが、なんのことはない、良い仕上がりだ。日本人が20本もフィルム持ち込むのはさぞ珍しいのだろう。スタッフもすごく驚いていた様子。次の日にネガを取りにいったのだが、行く前までは少し不安が残っていた。というのも、以前リスボンでやられたのが現像後のネガを“長巻き”の状態で、なんの袋にも入れられず「はい」って渡されてしまったのだ。もうちょっとデリケートに扱ってほしいのだけど...。どうやら他国の友達に聞いてもこの状態での受け取りは主流らしい。日本ではきちっと6コマX6帯に切られ、透明ネガ袋に入れられて受け取りをするのだが、この店はどうなのか心配だった。そんな心配をよそに、しっかりプロテクトされた袋に入っている。保存状態も申し分ない。すばらしい仕事でした。実はこの現像所の周辺は洗練されたアンティークショップ、アンティークカメラ店がずらっと軒並み構える。または絵画や本屋、セレクトショップ、セカンドハンド、定期的な蚤の市などなど。もちろん建築も然り、芸術に力を注ぐ人が集まるエリアだ。ポルトを形成しているのは歴代の美しい風景だけでない、それらを相互理解し、切磋琢磨する人々が生業と芸術を営む。その集積が何か街並みにも寄与しているような、そんな気すらしてしまう。私が間借りしている家の人はミュージシャン(ポルトガルの伝統音楽)なのだけど、シザやソウトデモウラなんて当たり前に知っている。また私が質問しても彼らの哲学について根本から理解している。聞くところによると、これは彼に限ったことではないようだ。実際にその地に住んで、人と喋ると、ツーリストの目線では決して見えてこない部分が見えてくる。いいじゃないですかポルト、前より好きになりました。現像の話から急に外れましたが、さっそく大量のフィルムの選定を行っています。興奮しすぎて夜通し眠れません。研究と並行した「Alfamaの写真集」を装丁するつもりなので、誰得かわかりませんが笑、乞うご期待。それ以外のオフショットや選定外のフィルムについては随時「Tumblr: Film photos」にアップしていきます。よかったらたまに見てやってください。

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

Related article
Please reload

|

© 2017-19 Kazuki Horikoshi All Rights Reserved.